
リュックを変えたら、見られ方が変わった。洗練された印象を引き出すミニマルバックパックの魅力とは。

「形が崩れないスクエア型で、スーツにも合うレザー製。そして、スリムでスマート」—そんな理想のリュックを探し続けていた後藤さん。
転職を機にTHE Backpackと出会い、ほぼ毎日使い続けて10か月。「そのリュック、いいね」と言われることが増えたという後藤さんに、THE Backpackの魅力を聞きました。
お話を伺った方:後藤 慧さん(都内IT企業勤務)/インタビュワー:轟 拓哉(muon 代表)
探し求めた理想のリュックとの出会い
—THE Backpackを購入されたきっかけを教えてください。
後藤:
もともと「こういうリュックが欲しい!」というイメージがあったんですが、探しても探しても“これだ”と思えるものに出会えなくて。
スーツを着ることが多いので、スーツ姿に馴染む素材とデザインであることを重視しました。高級感のあるレザー、スクエア型、スリムなフォルム—この3つは外せませんでした。

—スクエア型やスリムなデザインにこだわった理由はなんでしょうか?
後藤:
一番大きな荷物がノートPCなので、それを基準に考えるとスクエアが理にかなっていると思いました。
それに、僕は体格がそこまで大きくないので、丸みのある形よりも四角い形のほうが、体にフィットして見えるんですよね。
スリムなデザインに惹かれたのは、普段から持ち物が少ないので、それなら容量はいらないよね、という発想です。セルフイメージ的にも、必要以上に大きなバッグより、軽くてスマートな方が自分らしいなと思っています。

—ほかに重視していたポイントはありますか?
後藤:
形の“持ち”ですね。以前のリュックは、荷物を入れるとすぐにシルエットが崩れてしまって。買ったときは良くても、使い込むうちに印象が悪い方に変わってしまいました。
なので「最初に惚れた形がある程度保たれるか」を重視しました。
—なるほど。ちなみに、購入からどれくらい経ちましたか?
後藤:
もう10か月くらいですね。転職のタイミングで購入しました。平日は毎日使っていて、出社する日は必ず背負ってます。休日も頻繁に使うので、ほぼ毎日使ってるんじゃないかな。
—それだけハードに使っていても、形がほとんど崩れていませんね。
後藤:
そうなんですよ。これまでのリュックは、使い続けるうちにファスナーのあたりがほつれたり、角が潰れたりしていたんです。でもTHE Backpackはこれといったメンテナンスをしていないのに、まったく壊れる気配がない。耐久性はすごく高いと思います。
もちろん革製品なのでシワがよったり、多少の変形はあります。ただ、この経年変化も良い味だなと思っています。

仕事にもプライベートにも馴染む、毎日の相棒
—普段はどんなシーンで使っていますか?
後藤:
仕事のときは、THE Backpack一択です。出先でパソコンを持っていくときも必ずこれ。逆に、プライベートではあまり鞄を持たないタイプなんですが、荷物がある日は自然と手に取っています。
—休日はどんな場面で使用されますか?
後藤:
例えば近所のカフェで作業するときですね。ノートPCを入れて、ちょっと外で仕事するようなとき。軽くて小さいので、近場に持って行くときに最適です。
また、席が狭いカフェでも邪魔にならないサイズ感も気に入っています。

ーファッションのこだわりや、ファッションアイテムとしての活用方法はありますか?
後藤:
ファッションとしては、カジュアルすぎず、フォーマルすぎず。その中間が好きです。きれいめな服装に革靴を合わせたり、少しゆったりした服を着ても、アイテムで全体を締めるようにしています。
少しラフな服装にTHE Backpackを合わせると、全体が上品にまとまる感じが気に入っています。

10ヶ月使用して実感した”Enough is more.”の良さ
—購入の決め手になったポイントを教えてください。
後藤:
やっぱり形です。見た目の印象が一番の決め手でした。次に重視したのが、自分の仕事道具がきちんと入るかどうか。パソコンに加えて、キーボードやマウスなどの付属品を持ち歩くことが多いので、そのすべてをスマートに収納できるかを確認しました。
—特に気に入っている部分はどこですか?
後藤:
幅と奥行きのバランスですね。似たようなスクエア型リュックはありますが、どれも少し厚みが出過ぎていたり、幅が広すぎたりする。
THE Backpackはそのバランスが最適だと感じます。

—まさに“Enough is more.”なところを気に入っていただいているのですね。収納面で気に入っている点はありますか?
後藤:
ポケットの“数”がちょうどいいところですね。多すぎると結局どこに入れたか分からなくなりますが、THE Backpackはちょうどいいです。
ノートPC、メモ帳、小物と、目的ごとに分けて収納できる構造がよく考えられています。小物をきちんと整理できて、それでいて迷わない。そんな感覚です。

—収納は多ければ多いほど良いわけではない?
後藤
そうなんです。結局ポケットが多いと、探す手間が増えるんですよね。男性はズボンにもポケットがあるので、バッグ側は2〜3か所くらいがちょうどいい。その点、この設計は本当にちょうどいい塩梅だと思います。

初対面の人から「どこのバッグですか?」と尋ねられた
—使っていて印象的だった出来事はありますか?
後藤:
職場や友人から「そのリュック、いいね」と言われることが本当に増えました。みんな口を揃えて「薄くてスマートだね」「似合ってますね」と言ってくれる。
そのスマートな印象を演出したかったというのもあって、まさに狙い通りでした(笑)。見られ方が変わった感じがしますね。
一番印象的だったのが、ボルダリングに行ったときに初対面の方に「それ、どこのリュックですか?素敵ですね。」と声をかけられたことです。
知らない人に持ち物を聞かれるなんて、なかなかないですよね(笑)。

—それは滅多にない体験ですね(笑)。なぜ皆さん興味を持つんでしょうか?
後藤:
そこの理由は僕も完全にはわかってないのですが、おそらく「造形としての美しさ」があるからじゃないかなと思っています。
容量的に、人を選ぶバッグだとは思うんです。でも、「造形が美しいな」という感覚は皆さん結構共通しているのではないかなと。

ーなるほど。THE Backpackはまさに「背負う人の印象まで考え抜いた、洗練されたデザイン」を重視しています。容量起点ではなく造形を起点にデザインしているので、そこが共感いただけているのかもしれませんね。
後藤さんのWhat’s in my bag?(普段のカバンの中身)
—最後に、後藤さんの「What’s in my bag?(普段のカバンの中身)」を教えてください。
後藤:
仕事で使うものがもうほぼ占めている感じになっています。パソコンはもちろんですし、会社に行けばディスプレイがあるので、キーボードとマウスも入っています。

それから、ちょっと特別な事情があるんですけど、サブモニターを持ち運んでいます。右下の大きいのが、サブモニターです。
あとは配線類、貴重品、イヤホンなどの小物、折り畳み傘が主な持ち物です。
—かなりたくさん収納されていても、膨らみは気になりませんね。

後藤:
綺麗な形が維持できていると思います。毎日これだけの量を持って1時間通勤していますが、型崩れも気になりませんね。
ーTHE Backpackは一般的には小さいサイズの部類になると思うのですが、容量で不便を感じることなどはありますか?
後藤:
普段、必要なものを入れるという観点では困っていないです。ただ、これだけ収納すると、プラスアルファで何かを持つのは厳しいかもしれません。例えば、お弁当箱を入れるとか。
—なるほど。持ち物もこの容量を見越して考えている、ということですね。
後藤:
そうですね、まさにそういう感じです。ほかにどうしても持ち運びたいものがあれば、何かを抜くと思います。ジャストサイズだからこそ、身軽に持ち運べるメリットもあるのかなと思っています。

あとがき:洗練された印象を引き出す、バッグ以上の存在に
取材の中で印象に残ったのは、「周りからバッグを褒められることが本当に多い」と語っていたこと。知らない人から「どこのバッグですか?」と聞かれたエピソードには驚きました。
THE Backpackは「持つ人の印象を洗練させる」ことを起点に設計したバッグで、従来の実用性・機能・容量を起点に設計されたバッグとは根底の思想が異なります。
THE Backpackが後藤さんにとって、単なる持ち運びのアイテム以上の存在になっていることを嬉しく思いました。

(撮影/井上 秀兵 取材・文/轟 拓哉)
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